空白の天気図2015/02/11 21:14

久しぶりに本を読んだ。

「空白の天気図」

原爆と台風に襲われた広島をめぐる気象台の人々を軸に据えたノンフィクション。

土砂災害の危険性が高い地域であることがよくわかる書物であり
、昨年の8月の広島での土砂災害を想起せざるを得ない。

あとがきには、東日本大震災を受けて加筆された部分もあり、身につまされる。

「イグアナくんのおじゃまな毎日」 読書感想文 夏休みの宿題2012/08/26 22:06

「イグアナくんのおじゃまな毎日」佐藤多佳子

だいぶ前の作品です。
単行本を持っているのですが、何故か、上の子が、夏休みの読書感想文の題材に選択。

望まれないペット、イグアナの「ヤダモン」がやってきて、主人公の樹里の家族を巻き込んで、苦労しながら何とか世話をしていく。お父さんの失職などもありながら、困難も、終始明るく克服して行く姿が爽やかな児童文学。

といった感じでしょうか。

佐藤多佳子さんは、大好きな作家なので、息子がその本を選択したのは正直びっくりな感じでした。


とにかく、なんだか結局爽やかだ、というのは、この作家の特性です。


川原泉が、なんだかホンワカ暖かくて、ほろり、というのと一緒ですね。



で、とりあえず、何とか宿題の原稿用紙3枚は書ききれたようですね。
良かったヨカッタ。

川原泉「コメットさんにも華がある」2011/07/06 23:11

出る出る、と聞いていた川原泉「コメットさんにも華がある」を6月28日に購入。

緩いです。相変わらず。
でも、やはり、前と違って、ちょっと上滑りしているような印象があるんだよな。
無愛想と貧乏は過去に同様のネタがあるような気が…。

ま、でも、書いていてくれるだけで良いです。
カーラ教授、また次作もよろしく!
H230628 川原泉「コメットさんにも華がある」


おもひで くらくらくらくら~2010/03/14 18:53

明日は、超重要な会議なので、呑まないようにしよう、と思っていたんだけれど、ワインの残りを呑み始めてしまった…。早めに切り上げて、さっさと寝よう。

自宅は、子供ら3人がワーワー騒いで、嫁さんが大変な思いをしているのはよく分かっているし、その状況は、先ほど電話をしたので、より生々しく理解しているけれど、宿舎にいる限りは、なんともしようがない。
週末は3連休なのでかえる。帰ったときにはがんばろう。

ということで、暇だと、人間どうしようもないことを考えるものだ。
何を考えているのか。ほんと、とりとめも無いこと。だなぁ…。

いい加減歳だ。振り返り始めている。

音楽。
本。

そうそう。
振り返る。

今日は、走るときに、初めて音楽を聴いた。いつもは夜なので危なくてできないけれど、今日は昼間だったし、結局は6km×3だったけれど、×4のつもりで走り始めた。2時間くらいはボーっと体動かすつもりだったからね。
で、良く聴く曲100選で選ばせたら、櫛引彩香の一枚目とフィッシュマンズの空中キャンプ、ペットサウンズが鳴り響く。
それ以外は、エリゼッチカルドーゾがちょこっと。
偏っているなぁ、と反省。

帰宅後は、くるりの過去盤を順不同でかけ始める。
やはり、フォークなんだ。と再認識。
熱い感じもあるけれど、そうでもなく、フォークか。

あー、カラオケで、絶叫したくなってきた…
さすがに部屋ではできないからなぁ…。

本では、「風の歌を聴け」の出だしを、ちょろっと見た。
ヒリヒリする。文庫で昭和62年1月14日第16刷。
2,3年の間に100回以上読んだ。
もともとの性格に輪をかけて、クールがいいんだ。こだわらないのがいいんだ、と言い聞かせていたことを思い出す。今思えば、こだわらないのがいいんだ、と拘っていたのが異様にアホ臭いけれどなぁ。
ま、そういう意味では、人生において最も影響を受けた本だ。
小説では、佐藤多佳子が好き。どう考えても、後世に残る大作家にはなりえないけれど、軽く、切ない感じがすき。

最も聴いた、というと、やはり、オルケストル・ヴェヴェ。
大学に通う1.5時間。往復3時間で3回毎日聞いていた。1年弱。
それ以外にも聴いているし、本当によく聴いた。
いまだに最高だと思う。
すばらしい!

ロックでは、「アビーロード」、「ペットサウンズ」かなぁ。
日本モノでは、櫛引彩香の「エッセンシャル」か、「火の玉ボーイ」だな。
あとほかのジャンルでは、「ボールルーム」、カルトーラ、「すばらしきサンバの仲間たち」あたりかなぁ。

本で、凄いなぁ、と思ったのは、ネグリの「帝国」。それと、パトリック・マッカリー「沈黙の川」。中村とうよう「大衆音楽の真実」、かな。
ほかにも、凄い本はあると思うけれども、魂こもっている感じがした。若干「沈黙の川」はひねているけど。

マンガでは、やはり世代もあると思うけれど、あだち充。「みゆき」「タッチ」はいいよな。「みゆき」は11・12巻とそれ以前はまったく別物だけれど。連載は終了したけれど、「クロスゲーム」はこの二作を下敷きに作られているなぁ、と思わずにはいられない。甲子園の結果を出さなかったのも、「タッチ」を超えるエンディングが無い、という感じのような気もするし。大学生までなっている「みゆき」が一番作中年齢は高いのか。そういえば。
それ以外では、「めぞん一刻」ですね。どうしようもなく、うじうじしていてしょうもない感じだけれど。
あとは、かなり飛んで、「よつばと!」はおもしろい。
「私立T女学院」もいい。
川原泉はたまらんですが、寡作すぎて、最近はどうもねぇ…
大メジャーだけれど、「はじめの一歩」はいいですなぁ。同じ流れで、「プレーボール」とか「キャプテン」は涙無しには読めません。

雑誌では、現代思想「木は法廷に立てるか」がよかった。かなり昔だけれど。続けて買っているミュージックマガジンは当然影響を受けているけれどなぁ。

あー、酔っ払いながらだから、駄文、駄文。
振り返りは気持ちいいけれど、前に向いて、生きていこう。
とりあえず、4月18日のハーフ目指して。

あ、明日の会議がまず真っ先だ。忘れてた…

三崎亜記「となり町戦争」2010/02/13 17:09

三崎亜記「となり町戦争」

本日は、前回休館だった図書館を利用させてもらった(10:20-16:10)。
というのも、宿舎にいるとついつい食べてしまうし、暖房もないので、長時間いても問題ない暖かなところとして、選んだ。

基本的には、三木邦裕「これならわかる 明解!民法判例-債権・親族編」を少しでも読もうと、行ったのだけれど、以前読みたかったけれど、買うまでもないと思って、図書館で探したけれど、貸し出し中が続いて忘れていた「となり町戦争」を偶々思い出したので、読んでみた。
本当に久々の小説、というか本だった気がする。

最近走ってばっかりで、すっかり体育会系…


で、結論から言うと、結構面白かった。

登場人物こそ少ないけれど、短い小説だけにそぎ落としている感じで好印象。え?という展開もありで、SFなんだろうけれど、最終的に謎で終わる部分もありで、余韻も楽しめる感じ。

基本的には、設定の勝利なんだろうね。
だけれど、それだけではない。
人とのかかわりの薄さ・なさ、固定観念の崩壊、喪失感などが、月や海などなんとなく透明感と冷たさの印象をもつ風景描写などを通じて描かれているあたり、上手いなぁ、と思った。と同時に、自分が高校生~大学生時期に感じていたことを思い出していた。
あまりにも近い感覚だったから…
イラク戦争の映像と、亡くなった江畑さんの異様なまでの軍事知識も重なり、異常な感覚を覚えたのも、ほぼ同時期だった。


ここからはどうでもいい話。
誤解していたのだけれど、著者が女性だと思っていたので、「香西さん」のあまりに理解しがたい行動、というか、男性に都合のよい行動が理解できなかった。帰宅後調べたら、男性なんですね。著者は。それで納得。というのも、戦争が終わって、主人公の納得いかない気持ちをしっかり受け止めるところは、本当によく分からなかった。後々ストーカーされるのが嫌だったのかな…、とか思ったのだけれど、著者が男性ということで、まぁ、浅はかな理解なんだろうけれど、思考停止できた。
著者が女性であったなら、本当に悩んでいたところ…


しかし、図書館っていいね。結構たくさん人がいたよ。居心地いいんだろうね。静かだし、温度設定も万人向け。ただで本や雑誌、CDなど読んだり、鑑賞し放題。
時々利用させてもらおう。自宅に帰らないときには。

今年こそ司法書士 入門の入門2009/11/03 17:05

今年こそ司法書士 入門の入門
何も目指している、とまで言わないけれども、とりあえず勉強しています。ゆっくりと。

で、まず、この本を一読。
ものすごく、ざっくりと概説しているんだろうけれど、やはり分からない言葉が多かった。

しばらく間を置いて、再読するつもり。

口語調なので割りと読みやすかった。

「剣岳〈点の記〉」新田次郎2009/08/05 20:41

「剣岳〈点の記〉」新田次郎2006年1月10日新装版1刷(2009年4月30日第14刷)

新田次郎はさすがに初めてではない。「孤高の人」を読んだことがある。
また、山の本も多少は読んだことがある。小島烏水の「日本アルプス」も読んだことがある。だいぶ前で忘れたけどなぁ。でも、剣岳も書かれていたように記憶している。黎明期特有の気概の高さや高揚感がたまらない魅力だったように思うが、この新田次郎の本は、引くに引けない男の(仕事を抱えた人間の)ジレンマを中心に書いていて、山岳書と言うよりは、役人の暗部や嫉妬、敵対心などを描き、結局は同じ目標を持った敵と思っていたものが実は一番理解しあえるのかも、という、何かやりきれない現実を示している。

ちなみに、私は剣岳未登頂。64歳になって頂を踏んだ新田のあとがきのようなものを見て、ちょっと心をくすぐられた。
でも、北アルプスは人が多いんだよなぁ…
山の中で渋滞はアホみたいだし。

村上春樹「風の歌を聴け」2009/06/03 22:39

明日、超重要な会議があります。
勉強途上、というか、出張に行き過ぎて、進歩なし。
このまま話題に上ることなく、通り過ぎてしまうのか…

通り過ぎる、といえば、高校~大学生のころ通算で100回以上は読んでいると思われる、村上春樹の「風の歌を聴け」の文庫本が出てきて、再読した。

本は思いっきり変色していて、文中のハートフィールドのペーパーバックのような色。

なんとも懐かしく、取り返しのつかない時間をすごしてしまったのだなぁ、と再認識。

あーあ。

服部文祥「サバイバル登山家」2009/05/24 16:52

服部文祥「サバイバル登山家」みすず書房2006年7月25日第2刷(1刷は6月19日)

できる限り持ち物を減らして、食料も寝床も現地調達、というのがサバイバル登山、だそうだ。

11日間の食料が米5合、黒砂糖300g、お茶、塩、胡椒。

マットも、テントも、ヘッドランプもなし。

読んでいくと、タープは持っていったり、場合によってはテントも持っていっている。鍋も持っていっているみたいね。着火材や新聞紙、ライターかマッチも持っていったみたい。

岩魚を釣って食べるのみならず、カエルやヘビまで食べる。

やっていることは凄い。まねできないが、あまりしたいとは思わない。
でも、レベルは違うにしても、山登りが好きな人間としては、気持ちはなんとなく分かる。

が、やはり都会の頭のいい人なんだろうね。田舎の人間には、たぶんいないよね。こういうことをする人。

「ごきげんな裏階段」2009/05/18 21:35

「ごきげんな裏階段」佐藤多佳子著2009年4月20日日本標準

大学の頃に読んだデビュー作「サマータイム」以来、それほど熱心ではないにせよ、読んできた人。ただし、この作品も1992年に理論社から刊行されているそうなので、結構古い作品なんですね…というくらいのファン。

対象は、小学校高学年から、とのこと。なので、仕方ないのだが、漢字の振り仮名がちょっと邪魔。
かなり荒唐無稽な設定で登場人物が、その事態を困惑しつつ受け入れていくところが笑える、というか、ほほえましい。

ま、この切なかったり、爽やかだったりするけれど、ちょっと深みにかける人物描写が直木賞にいたらなかった理由か?(@一瞬の風になれ)
でも、わるいか!っという気がするんだよね。この人の場合。

設定で読ませる、ということなんですかね。
漫画家だけれど、佐々木倫子、的な感じ?
ん~、違うか?
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