鈴木慶一「ヘイト船長回顧録」2011/02/20 17:07

鈴木慶一「ヘイト船長回顧録」
今年に入ってから購入したアルバムの忘備録をと書き始めましたが、とりあえずこれで終了。本当は今頃自宅にはもう一枚届いているはずだけれど、未聴なのでこれはまたの機会に。

で、鈴木慶一。ムーンライダーズは、30以上は信じるな、で聴き始めて、そこから遡って聴いた。その後周辺のアルバム(たとえばビートニクス、鈴木さえ子)を多少追っかけた時期もあったけれど、随分と久しぶり。
ここ数年好調が伝えられていたので、気にはなっていたのだけれど、購入までは至らなかった。

でも、MM誌上で、傑作だの名作だのな評価を目にして、ま、1作くらい付き合ってみるか、と購入。
もともと、ムーンライダーズ関係に甘めな雑誌(という風に私は感じる)だから、ちょっと警戒しつつ読んでいるんだよね。


ジャケットからしてLPを重ねて保管していたためについたかのような跡を敢えてつけたデザイン。相変わらずひねていると言うか、一筋縄ではいかなそう。

内容は、良いんじゃないんでしょうか。
メロディーや歌い方は、やはりクセが出ているなぁ、と感じた。

印象としては、マニアマニエラ、かな?
んー、そこまで前衛的ではないか。でも今聴くと、当時の「前衛」がうまく薄められて、そのメロディーや詩が似ているような感じがする…んだけれど、気のせい?

「物語を書きすぎた男」などは、詩には、ペーパーバックライターやら、ザ・バンドのオフィーリア、はちみつぱいの塀の上でなどを引用しているんですか?
「人間嫌いの日」での「嘘っぱちだらけのあの看板を見て」のところなどは、もろビートニクスな感じのメロディ。

ま、下手に調子に乗って書くと、ファンの人から何言われるかわからないので、これくらいにして、おきましょう。チャウチャウ、というご指摘をいただかないためにも(ほとんど見られていないブログなので、ま、気にする必要はないはずだけれどね)。

全体として、コンセプトアルバムなので当然だけれど、統一感がある。それも、何か懐かしく、でも不穏な。不穏なのは、低音の揺らぎ、のせいなんだろうなぁ。敢えて、割れた音やこもった音を使ってみたり、ボニージャックスやスリーグレイセス使ってみたり。

結果として、この思わせぶりな感じが、深読みを聴くものに強要し、それ故、聴くものそれぞれの物語が作られていく。

ま、まんまとはめられる、というわけですな。

でも、流行らないだろうなぁ…。これ。いいんだけれど、いま、アルバム単位で音楽を聴く人ってどれくらいいるんだろう。DL世代にはハードル高そう。
シングルカットして勝負できそうな曲って、どれだ??


というわけで、購入する人は、平均年齢高そうだな。
本人の年齢も高いので、ま、仕方ないか。

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