櫛引彩香「AOR」2011/12/03 17:25

櫛引彩香「AOR」
櫛引彩香「AOR」

前作「LOVE」が2009年なので、2年ぶり。
メジャーでもないので、順調なんでしょうね。リリース間隔としては。

初期2作のメジャー感、キラキラ感は期待できないけれども、タイトルのとおり、AORを目指したんでしょうね。
近所の公園の木洩れ日のような素朴なキラキラ感、といった風情。

確かにご本人の好きそうな世界。
10曲のうち、3曲は英米のカバー。

とにかく、彼女の声に惚れ込んでいるので、色々書いても結局好きなんですけれどね。ま、それぞれの曲の感想を書きます。


1. 花のように

出だしはアップテンポ。リズムはガンボな感じ?
シングル目指して作った、って感じです。
PVもあるし。
http://www.youtube.com/watch?v=PHbZjBNzgXM&feature=player_embedded

2. AOR

タイトル曲。かる~いシンセサイザーがなんともいえませんなぁ。

3. MOZAMBIQUE

ボブ・ディラン作詞作曲。
彼女が何故、この曲を入れたかったのか、現時点ではよく分からない。
それに、彼女の声が聴きたくて買うのに、男性ボーカルのほうが目立っちゃう。そりゃそうだ、彼女がコーラスつけているんだもん。

4. みつばち

シンセのみ。
ハープ風の旋律がいいと思うんだけれど、もうちょっとしっかりハープの音にしてほしかったな。出来る限り生音っぽい分量を増やしてもらったほうが良かった。ベースも。

5. キミの手の中のブックカバー

出色の出来、ですね。この曲のメロディは。
ただ、詩はちょっとね…。ふくらみが足りない感じがします。
せっかくのメロディーなのになぁ。

6. Spring Song

リンダ・ルイス作詞作曲。
この曲を聴くと、どうしても思い出してしまいますね、中村とうようさんを。亡くなった年に敢えてこの曲を選んで、ってことはないか。偶然ですよね。
しかし、まさか、櫛引さんのボーカルでこの曲を聴くとは思わなんだ。
でも、申し訳ないけれど、オリジナルのほうが、独特のキラキラ感があって、いいです。

7. Sound Sleep

全体的に、最近のアタシの日常、な感じに満ちているけれど、この曲はまさにそんな感じ。
そういう意味で、アルバムを代表する曲。

8. we've only just begun

カーペンターズがヒットさせた、アメリカの銀行のCM曲。
かなり無謀な挑戦ですね。カーペンターズに対してですからね。
ま、AORというアルバムだからやってみたぞ、といったところでしょう。

9. ウェスレーの夢

スピッツみたいなメロディ。特に「雲に隠れる」といったところなど。
サックスの甘い響きとシンセのおもちゃっぽい響きなど、ちょっと違和感感じるんだけれど、どうですか?

10. 短い時間

確かに、33分という収録時間は、短いか…。という突っ込みも入れたくなるようなタイトル。
内容は、デート後の帰り道?それとも自分から振った直後の女性の淋しいな、というもの。
伴奏は、ピアノとベースだけのシンプルなもの。
なかなか沁みます。ありがちなメロディーではあるけれど…。

坂本慎太郎「幻とのつきあい方」2011/12/03 19:05

坂本慎太郎「幻とのつきあい方」
坂本慎太郎「幻とのつきあい方」


待ってましたのソロアルバム。
ゆらゆらファン待望の作品でしょう。

初回盤でカラオケバージョンがついてきていて、聞くと思うのだけれど、とにかく声が入るのと入らないのではえらい印象が違う。

比較も面白い感じ。ゆらゆらとの違いは、声無しのほうがより明確になりますね。

ただ、聴くのはボーカル入りのほうでしょうが。


かなりタイトな演奏で、明るい印象。シンプルなのは相変わらず。

これはいいわ。
坂本さんの吹っ切れた感が伝わってきます。
なんだろ。ベース、かなぁ。


それなりに売れるアルバムのはずなので、すぐに書く気はないけれど、個々の曲の感想もいずれ書くかもしれませんので、一応、曲目を載せておきましょう。


1.幽霊の気分で
2.君はそう決めた
3.思い出が消えていく
4.仮面をはずさないで
5.ずぼんとぼう
6.かすかな希望
7.傷とともに踊る
8.何かが違う
9.幻とのつきあい方
10.小さいけど一人前
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