大杉谷 猪淵まで2010/11/07 21:17

行ってきました大杉谷。
平成16年の災害以降立ち入り禁止になって、この10月1日から4.4km部分開通したとのことなので、狙っていました。

4時起きでおにぎり作って、準備して、自転車で出発。駅でばらしてJRに乗車。三瀬谷駅まで向かう。土曜日の早い時間帯は体育会系の高校生がよく乗っているが、今回はそれにあたってしまって途中まで座れなかった。

到着は7:38。7:50発の町営バスを駅前のロータリーで待つ。
到着したバスにぞろぞろと高校生とおじちゃんおばちゃんが乗る。一応、運転手に「自転車乗せていいですか?」と聴く。ガラガラだから断られるわけはないと思うが、念のため。良い、とのことなので、一番前に縦置きにしてのせて、その後ろに自分が座る。時間通りに出発。集落がある狭い旧道を対向車に道を譲りつつ、のんびり走る。
所々で乗ってもくるが、旧宮川村役場の前で私以外は全員降車。
以降は、一人だけになってしまう。
極めて眠いので、うつらうつらしているとバス停「大杉」に到着。ほぼ時間とおり8:55。

降りるときに少々バスの運転手と会話。
・片道3時間で往復6時間。
・結構客は入っていると思う。
・最終バスは16:54。その前は15:19。

帰りは自転車で下るので、心配要らない、というと、そうか、よかった、とのこと。

バス停前の公衆便所脇で自転車を組み上げる。
珍しいのか、少々見ているが、大杉谷自然の家のほうに歩いていってしまう。

用をたして、登山届けを出して、出発。

ちなみに、写真の名前の日付の後は撮影時間の目安。
H221106 0905 大杉バス停に停車中の町営バスと公衆便所に立掛けているグレートジャーニー

宮川貯水池の湖岸道路は緩いアップダウンはあるものの、基本的に平坦。すぐに対岸へ渡る吊橋に出る。
H221106 0918 ダム湖にかかる吊橋で対岸へ

久々の自転車で足が重い。が、六十尋滝に車が2台くらい止まっていたので、そのまま通過。先を急ぐ。
そう、時間がないのだ。本命をとりあえず先に片付けないとな。

で、宮川第三発電所に到着。
H221106 0942 第三発電所

山登りへの身支度をする。

途中で車で来たおじさんが、駐車場はないんですかね、と聞いてくる。
戻ればあるだろう?自分で探せよ、と思うが、「自転車で来たので気にしていなかったから、分からない。戻ればあるんじゃないんですか?」と冷たく返す。
なんか、わけの分からないことをぶつぶついいながら、一応すみません、といいつつ、去っていく。

で、9:50頃スタート。発電所と川の間の砂利を進む。砂利は踏み固められていないので、非常に歩きづらい、が、短い距離だから、ま、どうでもいいか。
突き当りを右に曲がると、
H221106 0949 登山口

こんな感じ。柵の向こう側の階段が登山道の入り口。
階段を上りきると、すぐに標識。
H221106 0950 登山口の標識

左に向いてすぐに岸壁をくりぬいた道が登場。
ここを進む。
確かにこけたら、真っ逆さまでお陀仏、な感じ。
H221106 0950-2 岩を削って

すっとこんなだったら時間かかるわなぁ、と思いつつ、進む。
でも、ずっとこんなわけもなく、渓谷沿いの極普通の道もある。

しかし、水がきれい。
なんという色なんだろう。青いというか緑というかよく分からないけれど、銚子川に通じるきれいさ。
H221106 1001 川の水の色

二人のグループを抜いた関係で大日嵓吊橋を撮り損ねたが、続く能谷吊橋は撮影。
H221106 1004 能谷吊橋

河床が上がっているので低い感じがする。
続く、地獄谷吊橋。
H221106 1007 地獄谷吊橋

また、きれいなので、川の写真を撮る。
H221106 1020 川の水の色

で、こんな川原の護岸の上を歩くようなところもある。
吊橋といい、随分と整備された道だこと。
この水準で整備しようと思えば、それは大変だろうなぁ。
H221106 1022 京良谷出合付近の護岸された道

京良谷出合の標識。
ここで10:24なので、約35分。標識によるとここまで2.1km。
部分開通したのは4.4kmくらいとの情報だから、どう考えても3時間はかかりそうもない。結構写真撮りながら歩いているんだが…。
H221106 1024 京良谷出合の標識

日浦杉吊橋。
これはかなり高度感があり、谷の景色が堪能できる。
H221106 1034 日浦杉吊橋

水越谷出合。3.2kmまでやってきたが、10:46で約1時間経過。
H221106 1043 水越谷出合

すぐに千尋滝休憩所に到着。
思いっきり逆光で見え難いこと。一応撮っておく。滝は見えにくいけれど紅葉し始めた葉は美しい、かな?
H221106 1052 千尋滝休憩所から

途中若目の女性とおじさん二人の3人組が休憩。少々会話して抜かす。
車が一杯になっていたか、気にしている様子。
結構一杯でしたよ、というと、何で来たのか問われる。JRとバス、自転車、というと、驚いていた。

で、お先に~、と出発して、程なく、11:16頃猪淵に到着。
1時間半弱。
これなら、往復3時間じゃないか…。かなり拍子抜け…

ま、とりあえず、なかなか来れないところであることは間違いないので、写真を撮りつつ、昼飯にする。
淵の向こうに見えるのが、ニコニコ滝。
H221106 1117 猪淵到着

ちょっとだけ近づいてもう一枚。
H221106 1132 ニコニコ滝

写真の左側の砂浜、というか砂利浜まで石をひょいひょいと飛び渡る。
で、先ほどまで写真を撮っていた下流側を撮影。
H221106 1213 対岸から下流を望む

足跡もないから、あまり、みなさん、渡らないみたいね。
で、上流を見ると、
H221106 1214 対岸から上流を望む

と、こんな違うアングルも楽しめる。
ここが終点でなければ、こんなに長い時間楽しまなかっただろうなぁ。
1時間ほど十分堪能して、12:20くだりに入る。
H221106 1246 千尋滝再度

太陽の向きが変わり逆光は解消されたので、再度千尋滝を撮影。
この直後、一人抜く。
日浦杉吊橋から上流を望む。深い深い渓谷。
H221106 1259 日浦杉谷吊橋から上流を望む

で、行きと同じようなアングルで撮影してみる。今度は、対岸の山腹に光が当たり、川面に映える。
味わい深い…かな?
H221106 1317 川面 1020とほぼ同じアングルのはず

行きに撮影していなかった大日嵓吊橋。
H221106 1342 大日嵓吊橋

渡ると木橋が二つ。
その先には、もうすぐ登山口とわかる大岩壁をくりぬいた道が正面に見える。
あそこを歩くのだと思うと、正直あまり心地のよいものではないなぁ…
H221106 1345 一枚岩を穿つ道

で、到着。13:50でした。約4時間。休憩1時間したので、やはり往復3時間ですね。
お迎えはおなかに卵を抱えていると思しきカマキリちゃん。
H221106 1350 カマキリのお出迎え

じっと見つめてくれます。

直前で追い抜かした夫婦?から、自転車の前で身支度をしていると、「自転車で来たんですか?」と問われる。
バスできた後はね、と答えると、驚いた様子。

身支度終了と同時に、出発。14:05頃と思う。

途中六十尋滝による。
H221106 1410 六十尋滝

なかなかの迫力。

その後、行きに登山届けを出したところに下山届けを提出。
後はひたすら下る。
といっても上りはあるんだなぁ。
かなり疲れる。
行きにバスを使ったのは本当に正解だった。

ひいひい言いながら、何とか三瀬谷駅に着いたのは15:50頃。
16:53発のJRに乗るために、とりあえず自転車をばらして輪行の準備。
準備完了後、腹が減ったのでラーメンを食べに「一富士」へ。
五目中華\800を注文。
H221106 1613 一富士の五目中華800円

ラーメンなんだけれど、和風というかうどんかそばみたいな感じもするスープ。
汗をかいた後だけに、汁まですべて頂く。
とにかく、美味かった~。

ちなみに店は、こんな感じ。
一応、有名な店のようです。
H221106 1630 一富士の店構え

三瀬谷駅は、こんな感じ。
H221106 1635 三瀬谷駅舎(到着は1545)

飯を食べてもまだ時間があったので、駅の中の跨線歩道橋の上から日没を撮影。
レールを赤く染め、なかなか雰囲気あるね。
H221106 1640 日没を駅構内の跨線歩道橋から望む

その後汽車に乗り、帰宅。

コメント

_ さなりん ― 2012/10/14 23:14

鮪さん、こんばんは~。

行ったばかりなので様子がよく判って、楽しく拝見しました。

宮川貯水池に架かる赤い橋は、下が見えて少し怖かったですが、
鮪さんは自転車で渡ったのですね。さなりんなら無理!(^-^;
駐車地を聞いてきたおじさんには?マークが付くね。
ここに来るまでにりっぱな駐車場があったでしょう!
あれが判らないようじゃ、大杉谷を歩く集中力もないかもね?
水の色、きれいだったね~。透き通るような水だった。
でも貯水池に貯めてある水は色変わっていて少し残念でした。
吊橋たくさんありましたね。もっと秘境感があると思いましたが、整備されていて、少しガッカリした所もありました。
帰りは三瀬谷の駅まででしたか。それも距離長いな~。
鮪さんは、マジ、凄いです!
誰だって、聞いたら驚きますよね。

_ 鮪 ― 2012/10/15 07:38

さなりんさん。おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
大杉谷、整備水準はおそろしく高いですね。確かに少々がっかりな感じはします。
黒部渓谷と並び賞される大杉谷。三重の宝の一つですよね~。

是非、全線通行できるようになったら行ってみたいなぁ。他の県からだと遠いですけれどね…。そういう意味ではやはり秘境ではありますね。

帰りの自転車はかなりヘロヘロ…、思い出しましたよ…。凄いと評価していただけるのはうれしいですが、実態はそんなに良いものじゃないです(涙)。…自業自得ですが。

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